頭蓋底腫瘍 治療期間:5~6週間
頭蓋底腫瘍の診断と治療
頭蓋底腫瘍とは頭蓋内外の最も深部、頭の中心部に発生する腫瘍の総称を言います。
脳の深部の中心部には非常に重要な構造が沢山あり、脳幹、脳幹を取り巻く微小な血管、脳幹から出る細い神経、など少しでも損傷してしまうと、命に直結、もしくは非常に重い合併症を残してしまう可能性のある部分なため、外科治療が難しい領域です。
具体的には、脊索腫、軟骨肉腫などの疾患があります。
そのほか鼻腔・副鼻腔や眼窩から発生したがんが、頭蓋底へ進展する場合があります。
治療対象となる病態・条件など
・手術が不可能な場合や手術で完全に摘出できない場合。
治療にあたっての留意点
治療ではできる限り視神経や脳幹などを避ける方向を選んで照射します。
重要な神経や臓器が密集する場所のため診察時に詳しい説明をします。