肺がんの治療
肺がんは、がん細胞の形態によって、いくつかの種類があります。肺に限局したⅠ期肺がんの場合は、約2週間の通院治療が可能です。
近くのリンパ節に転移の見られるII期およびIII期肺がんの場合は、化学療法の併用が必要なことが多く、6~7週間かけて陽子線治療を行います。
通常の放射線治療に比べて陽子線治療は、肺や骨髄などの臓器への副作用の軽減が期待されています。
治療対象となる病態・条件など
・Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期で、肺以外の臓器に転移のない非小細胞肺がん。
・Ⅰ期の場合は、外科治療を希望しない場合や何らかの理由で外科治療が行えない場合が対象。
・Ⅱ期、あるいはⅢ期の場合は呼吸器内科と共同して抗がん剤の併用治療を行います。
治療にあたっての留意点
治療中、治療後とも禁煙が必要です。
化学療法を併用する場合は,入院が必要な場合もあります。