小児がんの治療
小児は放射線の影響を受けやすく、放射線を一定以上照射するとその後の骨の成長、知能発達、内分泌機能などに影響が出る可能性があります。
また、小児がんが治った後に、長い期間を経て再び新しいがんができることがあります。これを二次がんと呼びますが、放射線治療を受けたことが影響すると考えられています。
陽子線治療は、正常組織への放射線をできるだけ減らして、これらの合併症の発症を抑えることができる治療法です。
治療対象となる病態・条件など
・小児固形がんで放射線治療が必要な場合。
・病状によっては、他の放射線治療を勧める場合もあります。
治療にあたっての留意点
化学療法や手術と組み合わせて治療する必要がありますので、まず主治医と相談してください。
治療のタイミングが大切ですので、早めにご相談ください。